2018年11月07日

見えないものを "みる" (感染管理認定看護師)

こんにちは感染管理認定看護師の伊藤です。

気温が下がり空気も乾燥してきました。体調管理も難しい時期ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか


さて、目に見えないものを “みる” 、一体何のこと?思われたことでしょう。


「感染は予防が大事、そのための予防策をしっかり行うことが大事!」そうは分かっていても、感染を起こす原因になるもの(病原体)は目には見えません。目に見えものを相手に対策を行うことはなかなか難しい…とつくづく感じます。


こんなふうに分かりやすければいいのに、といつも思ってしまいます。
この丸い子はノロウイルス↓
noro.jpg ドア@.jpg ドアA.jpg ドアB.jpg
トイレのドアノブはキレイに見えて…ノロウイルスがついているかも?


人は、目に見えるものには注意が向きやすく、対応も意識的にできると思います。でも、目に見えない・捉えられないものが相手だと、頭では分かっていても、注意を払ったり対応することはなかなか難しいものです。


目には見えなくても触ったら手がビリビリする!とか、手が赤く染まって取れない!とか、そんなことがあれば分かりやすくて対策もしやすいのですが、残念ながらそんな都合のいいことはなく…。そんな中で感染を未然に防ぐためには、
そこらにいる「見えないモノたち」をあえて “みようとする” ことが大切だと感じます。


実際にはどうやっても見えはしませんが、知識があれば想像してみることが可能になる。感染管理認定看護師である自分は、それが“みえるようになる”ためのお手伝いをすることと、予防の具体的な方法を伝えていくことも役割の一つだと思っています。


私が所属する感染制御チーム(ICT)の活動の中では、院内で目に見えないものを可視化し、職員が実際に感染対策の実行につなげられるよう、次のような取り組みを行ったりしています。


@【「手袋を外した後は必ず手指衛生が必要」なことを見て実感する】
↓使った後の手袋を外してもらい、ブラックライトで汚れを確認。
汚染チェック:手袋を外す.jpg  ブラックライト.jpg
白く光ったところが汚染されていて本人もびっくり。
汚染チェック(腕).jpg  汚染チェック(手).jpg
「手袋をつけていたら手は汚れないはずじゃないの?」→答えはNO!



A【病院で使用するパソコンのキーボードの汚染具合を数値で確認】
ATP検査@.jpg  ATP検査A.jpg
キーボードを専用の綿棒で拭い、試薬を反応させて機械に入れると数値がでます。この数値は汚染の程度の目安。次回は数値が下がるように各部署で清掃などに取り組みます。



そして、地域住民の方を対象とした活動としては、11月3日(土)に開催された当院主催の「第44回 地域で暮らす高齢者のための医療公開講座」で、医師とともに感染予防のお話をさせていただきました。
11.3公開講座(医師).jpg  11.3公開講座(看護師).jpg  11.3公開講座(看護師A).jpg


普段は職員対象の研修会等でお話しすることが多いので、このような機会は自分自身にとっても貴重な経験です。私は主に手洗いと咳エチケットについてお話しましたが、必要性や具体的な実行方法が視覚的に捉えられるように、大きな文字・大きなイラストが動く仕掛けなどを入れるなど、少々工夫をしました。


どれくらい伝えられたかわかりませんが、皆様がうんうん!と頷きながら笑顔で聞いてくださったので、私も楽しくお話しさせていただくことができました


これからインフルエンザ感染性胃腸炎などの流行時期に入ります
今回の講座が少しでも地域住民の方々の感染予防のお役に立てば嬉しいです。

みなさまもどうか体調に気を付けてお過ごしください
posted by 専門・認定看護師 at 23:01| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月09日

高齢者看護院内認定看護師養成がスタート♫

「看護部便り」でも紹介がありましたが...
高齢者看護院内認定看護師養成が開講しました
第1期生は10名の看護師がチャレンジしてくれました
「ずっと、高齢者看護が好きで、もっと勉強したいと思った」(^.^)
「育児や家事に追われ、学びたい思いがありながらも出来なかった。このプログラムなら無理なく出来そうだと思った」(^-^)

そんな、学びたい思いを、無理なく各々のペースに合わせ、西円山病院NISHIMARU=の専門.認定看護師が全力でしたいと思います
97AE8395-8109-45B8-A0D6-57BEACBB4482.jpg



91ED0CB2-6430-4497-A273-E13B86EFAE83.jpg

感染管理看護認定看護師のさん
認知症看護認定看護師のさん、さんがこんな手作りで、チャレンジした看護師さんたちを開講式で盛り上げてくれました

、一緒に頑張る〜〜〜📣

posted by 専門・認定看護師 at 23:32| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月20日

高齢者看護院内認定看護師養成プログラムの完成❣️

このたびの北海道胆振東部地震により被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます
一刻も早い被災地の復旧・復興をお祈り致します

発災日より、約2週間が経とうとしています
今回の震災を機に、日々の防災対策への意識がいかに低かったかを思い知らされました
「備えあれば憂いなし」
その意識を忘れず、安心できる病院を目指して頑張って行きます!

さて、高齢者看護院内認定養成プログラムが完成しました
当院の入院患者さんの平均年齢は81歳です
高齢者は複数の疾患を併せ持っていることが特徴です。特化した分野だけではなく、多角的な視点で対応できるスーパージェネラリストの育成を目指したいと考え、老いを生きる高齢者その人に焦点をあて、老年看護の基本的な知識を幅広く持つ高齢者看護院内認定看護師養成プログラムを作成しました
専門看護師.認定看護師の会であるさくら🌸の会でかなりの時間をかけ、ディスカッションを重ねながら完成させたものです

どこの医療分野でも高齢者が溢れています
今は高齢者看護がなくては対応力は向上できませんよね

テーマは看護師を目指すあなたを応援しますです

今、開校式に向けて準備中です
また、お伝えしまーす
B9333D30-5C76-4DFF-9393-863AD8EB0690.jpg
posted by 専門・認定看護師 at 18:21| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月08日

日本摂食嚥下障害看護研究会 第2回北海道支部研修会開催!!

4日は当院で、日本摂食嚥下障害看護研究会 第2回北海道支部研修会を開催しました
昨年は北海道の認定ナースのみでの活動報告でしたが、今年は北海道の認定ナースが所属する施設の看護師を対象に開催

午前中の講義は、摂食・嚥下障害看護認定看護師の活動の実際と役割〜地域へつなぐ食支援〜というテーマでK認定NSがお話
二つ目の講義は、「明日から試したくなる!食べるにつなげるベッドサイドケア」というテーマで、O認定NSがお話
IMG_2099.JPG

午後からの演習は「食べるにつなげる口腔ケア」ということで、I認定ナースとW認定ナースが検討した内容を、認定ナース全員がファシリテーターとなり行いました
参加者の方の生き生きとした姿や、気づきの言葉に認定の私たちも元気をもらいました
IMG_2174.JPG

北海道の認定ナースは20名となりましたが、広大な北海道ではまだまだ少ないのが現状です。
その中で、現場の看護師一人ひとりが摂食嚥下ケアの力を身につけ、実践していくことが必要と考えています
急性期、回復期、慢性期の病院、病院以外での施設、在宅それぞれの場所でナースとしての役割があります。
急性期においては、治療をして回復した時にまた口から食べることを取り戻せるように回復期、慢性期へつなぐ、回復期では最大限に嚥下能力を引き出していく、慢性期ではたとえ前評価で食べられないと判断されていたとしても、あきらめずに再評価を繰り返しながら時間をかけてアプローチし続けることが大切だと思います
病院のナースは次の生活場所となる施設や在宅へ継続できる方法をおつなぎする重要な役割があります。
そんなメッセージを閉会の挨拶でさせていただきました。

現場にいらっしゃるたくさんの方の口から食べることを支え、HAPPYな時間を共有してほしいと思います。
これからも最新の情報に関心をよせながら、もっともっとスキルを磨いて現場の皆さんのお役にたてるよう、そして何よりも患者さんご家族のために歩み続けたいと思っています。

ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました
そして、研修会開催にあたりご協力いただきました企業さま、当院病院関係者の皆さまに感謝申し上げます
image.png
posted by 専門・認定看護師 at 22:58| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月25日

日本老年看護学会 IN久留米 を終えて

さ日本老年看護学会IN久留米=最終日が終わりましたとても充実した2日間でした改めて今後していかなければならないこと、そのために日々感性を磨き上げていかなければならないことを痛感した学会でした、業務の多忙化.人員不足.在院日数の短縮化と叫ばれていく中で、いつのまにか、​高齢者が「心地よい」と思えるケアが置き去りにされ​、業務の効率化、簡略化に意識が向けられていたのではないかと、気付かれました
皆さんはどうでしょう?私達が良いと思っていることが、決して高齢者にとって良いこととは言えないですよね高齢者が納得できる最善とは何か?を常に考えてケアするそのものが臨床倫理ですそんな看護主導の現場を整えて行きたいです
久留米の方々とても温かく、私達看護師を迎えて下さってありがとうございましたD54B501E-87D7-4E89-B8CD-C2674E107D49.jpg889D9869-6ABA-490A-A643-FF58A2A1912F.jpg7AFAACE6-D82A-43EA-BDC6-0B76D7CEE33F.jpg   0FECF6D5-925D-4277-8C23-F91AE06936C1.jpg 0F5B38E2-BE18-47F7-9973-290EFFD85C7E.jpg   FC5AA558-8634-4BD8-8CD7-B8252F8A640D.jpg

posted by 専門・認定看護師 at 10:26| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月23日

日本老年看護学会 IN 久留米

皆さん、こんにちは
お久しぶりです
ただ今、久留米で開催されている日本老年看護学会に来ています
第23回の参加者数は約1900人
看護学会でこんなに集まるなんて凄い
街も情緒があって、狭い心を広げてくれる、そんな落ち着いた、どこか懐かしい香りのする街です
2025年度問題に向け、私達看護師が何をすべきか、専門看護師としての役割は何か、そんなテーマを突きつけられた1日でした
明日、最終日、たくさん刺激をもらって、新たな知識を習得して帰りまーす✈️
ただ今、同期の仲間と美味しいワインを飲みながら談笑してまーす
A093A8ED-F5D3-4E02-A165-CD63EF4ED728.jpgAF4C051C-EBB9-4E02-9816-9707D1E4323B.jpg
8FD88638-F86B-433D-B004-891051531E61.jpg5132FEC8-86AF-493A-A130-1851EA30C2BA.jpg
posted by 専門・認定看護師 at 23:32| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月29日

WOCの呟き

こんにちは。皮膚・排泄ケア認定看護師の土屋です




先月、京都で「日本創傷治癒学会」が開催されました。テーマは「多職種の力を一つに 〜キズを早く綺麗に治す〜」でした




皆さんは、キズの「陰圧閉鎖療法」という治療法は知っていますか?キズに吸引器を付けて早く治す治療法です。思えば僕が10数年前、キズに興味を持ったのはこの治療法で大きな床ずれを治せたことがきっかけでした




今回の学会では「陰圧閉鎖療法」のセッションが多かったのですが、僕が初めてこの治療を行なった時は何から何までお手製でとても大変なものでした。管を傷口に置き防水フィルムで密閉して注射器で引っ張ります。空気が漏れないように義歯安定剤を使用したりしていました




@簡易NPWT.png簡易NPWTA.png





しかし、最近は「陰圧閉鎖療法」を行なうキットが数種類発売され、治療法に診療報酬も付くようになり非常にやりやすくなりました。これは、「陰圧閉鎖療法」専用の本体と吸引に使用するグッズです。




@VAC.pngVACA.png




話は変わりますが、僕は車が趣味で古い車に乗っています。直しても直しても色んなところに床ずれができてしまって...ま、そんなところがかわいいのですが...




錆で穴の開いた部分に...


ジム@.jpg









アルミテープを貼って...


ジムA.jpg










色を塗って隠して...


ジムB.jpg










ごまかしているだけの治療法です。このキズも「陰圧閉鎖療法」で早く綺麗に直せたらいいのですが...。歳を取ったら色々受け入れて色々な障害と巧くお付き合いしていくことが大切です。高齢者看護、高齢車看護は奥深いですね...


2017年も残り少ないですが御自愛ください


posted by 専門・認定看護師 at 16:07| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月27日

感染管理認定看護師より活動紹介 〜ICTセミナー〜

こんにちは、感染管理認定看護師の伊藤です。
年末の忙しい時期ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?


さて、今日は私が所属するICT(感染制御チーム)の取り組みの一つ、

「ICTセミナー」についてご紹介したいと思います



「職員が感染対策に興味や関心を持てる機会をつくりたいね」

「感染対策を誰でも気軽に学べる場があったらいいね」


という、私も含めICTメンバーの声がICTセミナー立ち上げのきっかけでした。

今年度より月1回ペースで感染対策に関するセミナーを企画・運営しています。

コンセプトは「誰でも自由に、気軽に参加できるセミナー」

1回30分間、申し込み不要、職員なら誰でも参加できることができます。


ICTセミナー風景.jpg

ICTは4職種(医師・看護師・薬剤師・臨床検査技師)で構成されているので

講師は各職種が月替わりで担当しています。

現場実践で活かせる内容を楽しく学べるように演習も取り入れつつ、
メンバーみんなで試行錯誤しながら回を重ねているところです


第2回「なぜ感染対策が必要なのか?」担当:枝川医師
医師担当セミナー.jpg個人防護具着脱演習.jpg
講義で感染対策の必要性など学んだ後、個人防護具の着脱演習をしました。


第3回「抗菌薬の環境汚染」担当:倉林薬剤師
薬剤師担当セミナー.jpg
耐性菌は病院の中だけの問題ではないことを改めて実感!


第4回「当院における結核の検査とその対応」担当:新野臨床検査技師
セミナー結核対応.jpgN95マスク着脱演習.jpg
臨床検査技師よる結核の検査のお話&N95マスクの使い方の演習を行いました。


第5回「いざという時に慌てない!汚物処理セットの使い方」担当:伊藤看護師
汚物処理デモ.jpg汚物処理演習.jpg
臨床検査技師と看護師で寸劇まじりのデモを行った後、全員で模擬吐物処理の演習を行いました。80名以上の参加があり、ICTメンバーもうれしい悲鳴!


第6回まで終了し、予想以上に多くの職員に参加していただきました。
毎回楽しみにしていると言ってくれる方もいて、とても嬉しいです



感染対策の「小さな一歩」として始めたICTセミナーですが

今後も継続できるように、そして当院の感染対策の質向上を目指して
これからもICTメンバーみんなで力を合わせて頑張りたいと思います
posted by 専門・認定看護師 at 19:16| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月01日

看護部ブログの方へ掲載!!

2017年11月1日
今日から11月ですね
みなさん、体調は崩されていませんか?
遅くなりましたが、9月に参加してきた学会と10月に開催した院内研修について看護部ブログに載せています
ぜひご覧ください

posted by 専門・認定看護師 at 16:39| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月20日

認定看護師の卵が研修会を行いました!

みなさんこんにちは

すっかり寒くなりましたが、風邪にはお気を付けくださいね
西円山病院の周りは木々が綺麗に色づいております
この季節の眺めは最高ですよー!仕事の合間に癒されています
西円紅葉.jpg

さて、今回は認定看護師になるために西円山病院へ実習に来ている研修生のお話をさせていただきますね。
9月から2名の研修生が認知症看護認定看護師になるべく、約5週間の実習を行っています。
患者さんが穏やかに、尊厳をもって入院生活を送ることができるよう、日々患者さんに寄り添い、様々な職種のスタッフと協力し、試行錯誤しながらも、患者さんにとっての最善のケアを考え、実践しています。そんな姿を見ていると、私も初心に帰ったような思いになり、身が引き締まります
そして先日、研修生2名に実習の集大成となる職員研修会を開催してもらいました
研修生研修会B.jpg
実習期間の忙しい中、頑張って資料を作ってくれました!
研修生研修会A.jpg
研修生研修会@.jpg
ただ聞いてもらうのではなく、認知症の人の立場になって想像してもらい、そこから認知症の方への実践的なケア方法を、実習での学びも織り交ぜながらお話ししていただきました。
研修生2名はとても緊張した様子でしたが、認知症ケアに対する熱い思いを伝えられたのではないかと思います

5週間の実習は、あっという間に終わってしまいますが、これからは認定看護師という仲間として、それぞれの場所で活躍することを願っています
posted by 専門・認定看護師 at 11:38| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする